モンジュ > パリ便り > 10月のパリ便り

パリ便り

Vol.1 パン屋の朝は早い (2012/10)

パリ5区、モンジュ通りに面した人気のブーランジュリー”ル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュ”
日本初出店に伴い現地でパン研修を受けることになった。
日本ではまだ肌寒い3月、ここフランスでもほぼ同じ気温である。

パン屋の朝(夜?)は早い。
モンジュ通りの店舗では23時から作業が始まる。シャッターを開けて店の奥に入るとブーランジェが黙々と大量のバゲットを焼き始めている。
言葉は通じないながらも身振り手振りで挨拶すると早速バゲットの窯入れをさせてくれた。
一度に焼くバゲットの本数が日本とは比べ物にならないほど多く、窯のサイズも特大である(パンが主食の国であるから当然と言えば当然)。
窯入れが終わると慌ただしく仕込み作業に入る、こちらも一回に小麦粉50kg~100kgを一度に仕込む。
女性のブーランジェールも軽々こなすと言うから驚きだ。

朝方になるとパティシエが出勤する。
タルトやケーキ、ヴィエノワズリーなどを焼き上げ、仕上げていく。
彼らは日本のように細かい計量をしないが(生地配合などはもちろん計量するが)、この大量の商品を驚くべきスピードで均等に作り上げる。
フランス人のDNAがなせる業なのか?驚きである。

研修の最終日にオーナーとブーランジェとパティシエにたくさんのパンやケーキをもらい、笑顔で見送ってくれた。
言葉は通じないが「日本の多くの皆さんにモンジュの美味しいパンを食べて貰いたい」という気持ちが伝わった。

パン屋の朝は早い パン屋の朝は早い パン屋の朝は早い
パリのお店に負けないパン作りを目指しています

10月のオープンに向けて、今は日々、パリのお店に負けないパン作りを目指し、美味しいパンをお届けできるように準備中です!
ぜひ、モンジュ自慢のバゲットやパン・オ・ルヴァンなどをはじめとする食事パンを、日本でもたくさんのお客様にお召し上がりいただきたいと思います。

阪急うめだ本店 ル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュ
チーフ 合田知弘

Vol.2 パリでヴァンドゥーズ体験(2012/12)>